【VRC】手話って本当に難しい？初心者が始めるスタートガイド

手話は難しそうと言う声がよく聞くようになった

皆さん！こんにちは！ VRC ライフを楽しんでいますか！？

最近 Vket とコラボで出張版イベントをした後、新規の手話学習者が増えているなと感じている Suiminn 04です！

今回の記事は、「手話って難しいのか？」について徹底的に解説していきたいと思います！

こんな感じでしょうか？

それではやっていきましょう！

Let’s Go!

この記事を読み終わるのに10分かかります。

VRChat で手話を学ぶ魅力

手話を身に着く前にどのような言語なのかどんな魅力があるのか?

また、現実での手話を学ぶとはどう違うのか僕自身が考察します。

• VRChat で手話を学ぶメリット
• 手話学習が広がるコミュニティ
• 無言勢でも手段として使えるコミュニケーションツール

VRChat で手話を学ぶメリット

皆さんは小学校時代に道徳の時間で「手話」を学ぶ機会がある人がたくさんいらっしゃるかと思います。

当時は挨拶や覚えやすい単語だけで習った人が多くいらっしゃるかと思います。

そのきっかけで手話を学びたいと思う人が多いでしょう。

しかし、学びたいと思っても学校以外で手話を学べる環境を見つけるのは難しいと感じている人も少なからずいます。

関東地方では学べる環境がありますが、特に地方の方々は学びたくても独学しかできない人がいるかと思います。

最近では、 Zoom でオンラインセミナーや NHK など手話を学べる事が出来る事が増えているんじゃないかと感じています。

画面越しに実際の手話を学べるのは方法の一つと言えます。

ですが、実際に教室に参加して相手とじっくりと手話べりたいと思ってもそういった機会が少なく、会場によっては行くことが難しい人がいるのも多くいらっしゃいます。

VRChat という仮想空間で学べる

地域関係なく学べることができ、自由にろう者達と手話べりすることができ、いつでも会うことができるという環境はどこにあるでしょう？

おそらく非現実的で、見つかったとしても非常に恵まれているかと思います。

ですが、そういった環境に行けることができる場所があります。

それは VRChat で学ぶことです。

初めて聞く人としては VRChat って何？と思う人がいると思います。

VRChat はメタバースの一つで、VR機器がなくても仮想空間で自分の架空人物「アバター」を使って世界中の人たちと交流することができるSNSコンテンツです。

他のメタバースとの大きな違いは、手の表現ができる点です。

VR 機器で VRChat にログインすると自分自身がアバターになり、アバターの手が自分の手で動いているかのように活動することができます！

手が動かせるということは手話を表現することが可能になれます！

ですが、 VRChat で手を表現するのに全ての指を動かせるかと言うのはそうでもないのです。

手を動かすには、 VR 機器によっては限りあるボタンやセンサーで一部の指でしか動かすことができない場合があります。（例外では INDEX コントローラーではセンサーで全ての指を動かすことが可能です。）

そのため、全ての指を動かすことができないという対策もすでに出来ています。

VRChat で活動する手話講師のラファエルが考えて作成したことで、 VR で日常会話レベルに手話べり出来るようになったのが 「 VR 手話」と言います。

その VR 手話のおかげで、現実での手話べりをするテンポが遅くなりますが、 VR 上でも日常会話で手話べりすることが可能になりました。

最近では、周辺機器で Quest 2 /3/ Pro のコントローラーでも全ての指を動かせるようになったことで現実の手話とは変わらない表現が出来るようになりました。

手話学習者が広がるコミュニティ

VRChat で活動している VRChat の手話イベントでは、「 We Are The Best Team 」（以下 WATBT と略する）というグループで開催しています。

イベントだけでなく Discord のサーバーでろう文化・手話など情報交換や手話について分からないをろう者・難聴者がお答えすることが出来るコミュニティもあります。

もちろん、イベント告知や VRChat で手話教室参加できなくても、配信チャンネルで視聴することができますのでまずは VRChat で活動している様子を見て、興味がありましたら僕やラファエルさんなど問い合わせてください。

無言勢でも使えるコミュニケーションツール

VRChatter の中に「無言勢」という人が存在します。

個人の都合や住んでいる環境の理由で声を発声しない方々です。

彼らのコミュニケーション方法は筆談あるいはボディランゲージなど様々なコミュニケーションをしています。

中には静かなのに騒がしいという声がよく聞きます（笑）

ろう者の中にはもちろん声を発声せずに手話をしている人が多くいらっしゃるため、その点に関しては無言勢との共通点があるため無言勢たちの新しいコミュニケーションとして身に着くのにいいじゃないかと考えています。

手話イベントに参加している中にもちろん無言勢の方々がいらっしゃいますので、もしご自身も無言で活動している方でしたら、ぜひのぞいてみてはいかがでしょうか？

無言勢のイベントで開いている「無言勢キャスト Cafe クワイエット」のキャストさんにも何人か参加しています！

手話は本当に難しい？初心者が感じる壁と解決方法

前置きが長くなってしまいましたが、ここから本題！

最近嬉しいことに手話イベントに初めて参加する人が増えたり、フレンドからお話を聞いて手話の事を興味を持ってくれる人が増えたりしているなと思っています。

それと同時に「興味あるけど、難しそう…」だったり「覚えられるかどうか自信ない…」という声もよく聞きます。

手話は言語とはいえ、英語を勉強するとは訳が違うんじゃないかと思っている人がいらっしゃるかと思います。

実際手話は、手だけで表現するのではなく、顔の表情・口元・ボディランゲージなど様々な表現によって相手に意志を伝えることができます。

しかし、 VR 手話の場合アバターの表情や口元を表現するのは非常に難しく、それらの点は仕方のない事かと思います。

フェイストラッキングなど様々な機器を追加すれば多少は表現が豊かにできるかと思いますが、高価な機械を買うのは非常に難しいかと思います。

ですので、VR機器のみで様々な工夫が必要かと思います。

初心者が感じる手話の難しさ

手話を興味を持ち、いざ学ぼうとすると覚えるのが大丈夫だけど読み取りが難しい・表現が思うように出来ないと感じる人が多く聞きます。

それらを聞いて僕が思った事は、「普段の会話で口話のみで頼って、会話してきたことでジェスチャー、顔の表情をあまり利用せずに済んだんじゃないか」と思っています。

僕が手話を身に着くのに必要な事は「想像力」と「表現力」と「伝える力」が必要なんじゃないかと思います。

その壁を乗り越える方法

「想像力」・「表現力」・「伝える力」を一見にすると難しそうに聞こえますが、そこまで難しい事考える必要なく、単純な事から考えてみてください。

例えば、お絵描き伝言とかだったら分かりやすいかと思います。

「リンゴ」を伝えたい時に相手にリンゴだと連想できる表現力を相手に伝えるようにすればいいだけです。

絵の場合は、「赤」・「丸い」・「食べる」という絵で表現すればいいですよね？

では、手話の場合はどうでしょう？

リンゴと伝えたい時に正式の手話でなくてもいいので手話の「赤」と「丸い」と「食べる」という感じで相手に伝わったり、正式の手話で「リンゴを持ってまるかじり」するイメージの表現をすればいいのです。

補足

補足と言っても、やる前に大切な事ですが…どんな言語や新しい習い事などに興味があるけど自信がないのは最初は皆も同じです。

もちろん、失敗を恐れるかもしれませんが僕としては「失敗してなんぼでしょ！！」ていう気持ちで行けば、案外出来ることだってあります！

失敗をすればするほど経験値が得られるし、今までやってきたことが今後の財産にもなれると思いますので、失敗を恐れずに挑戦してほしいです！

実際、手話が全く知らない人だってどんどんやっていくうちに今では手話検定を合格できたという実績がありますので、興味ある方々はぜひ一歩踏み出してみてはいかがでしょうか？

もちろん、興味ある程度までやったらいつでもやめてもいいし続けても構いません。

VRChat では様々な目的を持ってやっている人が多くいらっしゃるかと思います。

手話を学ぶための第一歩：基本的な手話の知識

では、いざ手話イベントに参加しようとする前にあいさつなど基本的な単語やマナーを学んでおきましょう！

WATBT では、多くのろう者や難聴者、もちろん聴者達と楽しく手話で交流しているのでろう者と難聴者とお話しする時に役に立っていただければいいなと思います。

VRChat でよく使われる手話

まずは VRChat でよく使われる手話はこちらになります。

もうすこし日常生活でよく使う手話が沢山ありますが、あまり多すぎちゃうと混乱してしまうので基本的な言葉で覚えていけばいいかと思います。

こんばんは・はじめまして・私の名前は…です・よろしくお願いします

ありがとう・ごめんなさい・かわいい

VRChat で手話を使う時にマナー

次に手話でお話しする時に最低限のマナーがあります。

手話は視覚情報であり、手・顔・口を見て会話する為、常に相手の視界が入っている状態じゃないといけないため、普段とは慣れないことかもしれませんが、ご理解とご協力をお願い致します。

アバターの手を五本の指である事と見えるようにすること

現実と同じように手話をしているため、当然アバターの手を五本で会話することを推奨します。

もちろん、ケモノアバターや人外アバターを好む人たちはそちらの好みを出来る限り尊重しますが、スムーズな会話をするためにはどうしても五本の指を会話する必要がある表現があるため五本の指があるアバターの使用をおすすめです。

もちろん、手の小さいアバターや猫のアバターなどの手指をくっついている状態のアバターも読み取るのに難しいこともあります。

（手話を熟知している方同士で会話するとなんとなく分かりますが、それでも全て表現できるかと言われるとできません…）

顔のないアバターも顔の位置によって表現の意味が異なることもあるので、顔も必須です！

アバターの服装の色を素体の色と被らないようにすること

現実では読み取りにくいなと思う事はないのですが、 VRChat は様々なアバターがいて、様々な服装があります。

もちろん、エフェクトなどもあります。

ですが、アバターや服装、エフェクトによっては相手が手話を読み取るのに難しかったり、エフェクトのせいで読み取りづらい事もあります。

快適に手話でお話しするのに様々な配慮が必要です。

僕自身、手話をする時に相手の手の前に飛来している物が邪魔でイライラする時があります…

呼ぶ時は相手の目の前に手を振る事

ろう者達は声をかけても全く気付かないので、彼らを呼ぶ時は自分自身を彼らの視界に入るかあるいは目の前に手を振る感じに呼べば、相手が自分のことを呼んでると気づいて向いてくれます。

もちろん、いきなりはびっくりしますので驚かせないようにお願いします。

また、遠くにいる場合は近くにいる人に頼んで呼んでもらう方法もあります。

二人以上会話する時には自分の手をみんなに見えるようにすること

手話は読み取れる範囲では真正面・斜めぐらい（12・10・2時方向）が可能で、最大で5人くらいがギリギリじゃないかなと思います。

これ以上多すぎると、話す人と聞く人の距離を少し離れないと全員見れなくなってしまい、話している人が大きなスクリーンなど映さない限り、手話を読み取ることが非常に難しいです。

もちろん、話す人も聞いている人が見えるようにずっと同じ方向で話すのではなく、時々右斜めと左斜めの方向に向きながら話す必要があります。

VRChat の手話イベントに参加する方法

では、手話イベントに参加しに行くにはどうやって参加して行くか分からない！っていう人のために簡単にまとめました。

グループの加入や各イベントの代表にフレンド申請する際は VRChat のアカウント作成をしたうえで申請してください。

イベントの日程

VRChat の手話イベント一覧表
曜日	イベント名	時間	イベント代表	参加方法
水曜日	日本手話教室-ねぎ_negius	21時～22時	ねぎ_negius	日本手話コミュニティグループに加入。
木曜日	手話カフェ-JSL Deaf Coffee-	22時～23時	ラファエル Rafael
金曜日	日本手話-Suiminn04-	21時～22時	Suiminn04
土曜日	【手話学習者向け】日本手話交流会	21時～22時	手話交流スタッフ
日曜日	日本手話教室-ラファエルRafael	21時～22時	ラファエル Rafael
	ゲームイベント【日本手話コミュニティ】	22時～23時	夜桜 蓮（聾_deaf）

僕ら WATBT では毎週水～日曜日にかけてそれぞれ決まった手話イベントを開催しています。

各イベントには担当者が異なりますので、ご注意ください。

グループ加入方法

WATBT グループへの加入方法は至って簡単です。

グループ加入方法
VRChat のログイン画面に「 Groups 」をクリック！
Groups の検索に「We Are The Best Team 」と入力すると
検索結果に WATBT がヒットします
WATBT にクリックすると、僕からは入っているため、無くなっていますが「+Join Group」をクリックするとグループの加入完了です！

また、 VRChat 上でも検索可能ですし加入しているメンバーのプロフィールにグループに設定しているのであれば、直接「+Join Group」をクリックすれば加入できます。

そうすることで、各イベントの開始前に告知通知が来ますのでその通知にチェックすれば、イベントの会場先へ Join することができます！

始めてはみんな最初から初めて！

以上で、 VR 手話のガイドのガイドでした。

VR 手話に興味を持つだけだともったいないので、ぜひ VRChat で VR 手話を学んでみてはいかがでしょうか？

学ぶことで様々な体験を味わえるかと思いますので、僕たちと一緒に楽しく手話べりをしましょう！

今日はここまでにしたいと思います！

それでは！よい VRC ライフを！