コミュニケーションがうまくできない・・・
皆さん、こんにちは!ゲームライフを楽しんでいますか?
感音性難聴として一生の悩みであるコミュニケーションに対して今でも試行錯誤中の「suiminn04」です!
今回の記事は全ての難聴者が悩んでいるコミュニケーションの取り方について非常に悩んでいるという僕の友達やネット上でも悩みがある事が沢山聞いたことあるので、この記事をまとめて少しでも解決策を見つけられるといいなと思い、今回の記事を公開することにしました。
皆さんは友達と家族などコミュニケーション方法はどのようにやっていますか?
なかなかうまくスムーズに行けなくて、相手が楽しめず自分自身も楽しめない事が多くありませんか?
僕自身も現在手話や口話など友達や家族、知らない人などのコミュニケーションは何とか出来ていますが、それでもなかなかスムーズに行かず相手がうんざりしてお話が終わってしまって、僕が悲しい気持ちになって終わってしまうことが多くあります。
今回の記事の内容は…
- 友達と家族とのコミュニケーションがうまくいけず、孤独を感じてしまって会話が楽しめない
- どうやったらスムーズなコミュニケーションをとることができるんだろう・・・
- 会話が楽しめないからもうあきらめている人へ伝えたいこと
だいたいはこんな感じでしょうか?
僕が実際にやっているコミュニケーションの取り方や考え方を皆さんに共有していきたいと思いますので、ぜひ最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
では、Let’s Go!!
難聴者のコミュニケーション方法
まずは、結論から言いたいと思います!
「素直に割り切る事」です!
「えぇ?それでは解決になっていないのでは?」と思う方がいると思います。
僕も解決になっていないかもしれないなと思っています。
僕ら難聴者としてコミュニケーションは非常に難しく、「どうすればいいだ!?どうやったら楽しく会話できるようになったらいいのか!?」と考えてもキリがない事が非常に厳しい現実です。
そのことをきちんと踏まえて、難聴者がコミュニケーションできる方法を紹介したいと思います。
難聴者ができるコミュニケーション方法 | |
口話 | いわゆる口での会話 難聴者としては難しい方法 |
読話 | 相手の唇の動きを読み取る方法 コツさえつかめればできるが、似ている動きが多く間違えることが多い |
筆談 | メモ帳などで見える文字を利用してコミュニケーションをとる 確実な方法だが、お話しのテンポが遅れがちでお互いに負担が大きい |
手話 | 手や顔の表情を使ってコミュニケーションを取る方法 確実な情報が取ることができ、お話しのテンポが通常の会話と変わらない ただし会話できるようになるには時間がかかる |
スマホ | スマホでメモ帳などのアプリで文字を表示してコミュニケーションを取る。 アプリの中では声の認識で文字を変えてくれるアプリが出るようになった。 |
身振り | 体全体で相手に分かるように表現してコミュニケーション方法 伝えたいことがうまく伝えれないし、恥ずかしさを捨てる勇気も必要 |
僕が知っている範囲または実際にやっている方法はこれぐらいかと思います。
それぞれコミュニケーション方法について僕なり説明していきたいと思います。
口話
口話は文字通り、口頭で会話をする方法で非常に便利なコミュニケーションですが、難聴者の聴力や相手の口癖・声の質(高い声・低い声など)・発音の聞き取りやすさなど様々な条件によって口話でのコミュニケーションがが得意・苦手がはっきり分かれるコミュニケーションかと思います。
難聴者の方々は口話で話してしまうと、相手が自分の事を健聴者と変わらないと勘違いしてしまうことでコミュニケーションの原因で人間関係に悩んでしまうことが多くあります。
僕も健聴者とのコミュニケーションは基本的に口話でやりますが、それでも時々トラブルを起きたり話がうまく行かず楽しめず悲しい思いを経験してきたことが沢山あります。
また、難聴者自身の声がコンプレックスで自分から話せず困っている方が多くいらっしゃいますので、コミュニケーションの不便さを感じ、人と関わるのが苦手だという人が多くいるなという印象があります。
読話
相手の声を聞きながら相手の口を読み取る方法で、難聴者として非常に聞くエネルギーが必要となります。
僕自身が読話ができていても、相手の口の動き方や口癖によっては読み取ることが難しいなと思います。
例えば、「あんパン」と「あんまん」が一番わかりやすいかと思います。
さらに母音が特に似ている部分が多く感じますので、口の動きを読み取るのに至難の業かと思います。
筆談
メモ帳やいらない紙などを使って、文字を書いて相手に情報を伝えてコミュニケーションを取る方法です。
よく使う場面では、騒がしい場所や静かにしなければいけない環境の中で会話しなければいけない時が多くあるかと思います。
例えば、駅や図書館などでそのスタッフの方々にお話しするときに良くこの方法でやっています。
その方法が一番手っ取り早く、確実な情報を得ることができるから必ずっと言っていいほど対応しています。
ですが、個人的には友人などの日常会話の場合は少し抵抗を感じてしまう方法かなと思います。
自分がやりやすいコミュニケーションを相手に無理やり合わせてもらうことが一番苦痛に感じてしまうし、僕が口話で話しているのに相手が気にせず筆談をしてくれることどうしても申し訳ない気持ちがあるからあまりこの方法を使いたくないのです。
楽しい雑談をするにはやはりお話しのテンポなどが必要かと思いますので、あまり遅くなるとお話しの調子が狂ってしまい、どうしても違和感を覚えてしまい楽しくおしゃべりできないんじゃないかと思います。
もちろん、それでも楽しんでいる方がいらっしゃると思いますので、そこらへんは人それぞれの楽しみ方かと思います。
手話
手や口・顔の表情を使いながらコミュニケーションを取る方法でコミュニケーションの中で二番目に早いやり方で表現の豊富さが非常に大きいという特徴です。
僕自身の中では一番コミュニケーションが取りやすく会話を楽しめるのに好きなやり方で、今でも手話を会話しながら日々の生活を楽しんでいます。
ただ手指を動かすだけでなく、顔・口・手腕の動きを使いこなし相手に円滑に自分の意思を伝えることが大事なコミュニケーション方法で奥が深いものです。
最近ではアニメ「聲の形」やドラマの「silent」など話題になって手話を興味を持つようになってくれた嬉しい時期がありましたが、現状では手話を学べる環境を見つけるのに難しいという状況が多く聞くことがあり手話を学んでもろう者や難聴者と会話を実際にしないと手話で会話することの楽しさを味わえることが難しいので、手話を勉強しなくなった人が多く感じます。
難聴者のほとんどは手話の存在を知らずに普通学校に通い口話で何とかやってきた人が多くいるし、中途失聴で手話を学びたいけど近くに手話を学べる環境が見つかることが難しいという人が多くいるという印象があります。
スマホ
スマホで利用しながらコミュニケーションを取る方法。
スマホでのコミュニケーションの取り方は二つあります。
一つ目はメモ帳やLINEなどを利用しながら文字や絵文字などを利用しながら相手に自分の意思を伝えたり、二つ目は音声認識アプリで自分の声を字幕のように文字に変えてコミュニケーションを取る方法です。
ドラマ「silent」で話題になったUDトークというアプリの存在を知ってから利用者が増えてきたかと思います。
しかし、実際に利用してみるとどうしても騒音の中での会話は声を拾うのにうまく行かずコミュニケーションとしてはあまりスムーズに行かない事が多くありますので、使用時の環境を合わせるしかないというところがデメリットと言ってもいいでしょう。
身振り
体全体に使って、相手に自分の意思をなんとか伝えるコミュニケーション方法。
今までのコミュニケーションの中で一番単純な表現で相手に伝えられるかどうかも難しいやり方です。
海外の人に何か伝える時にジェスチャーで伝えるようなものですね。
大きなデメリットとしては、恥を捨てて相手に伝えなければいけないのでシャイな人としては難しいやり方だと思います(笑)
しかし、手話もジェスチャーのようなものなので恥を捨ててやる覚悟してやった方が意外にも楽しむことができるかも…?
ここまでが僕が知る限り説明してきましたが、これはあくまで僕個人の意見なので、「これが正解!」というわけではないので、ご注意ください。
実際、難聴である僕がどのようにコミュニケーションを取っているか
では、難聴である僕自身は実際にどのようにコミュニケーションを取っているか難聴の皆さんに提供し、参考になってくれたらいいなと思います。
まずは、僕自身のどれくらいの聴力か参考程度に提供したいと思います
suiminn04の難聴について | |
病名 | 重度両側性感音性難聴 |
聴力 | 裸耳 右 110dB 左 90dB 補聴器装着時 左のみ 50~60dB程度 |
コミュニケーション方法 | 口話・手話・筆談 |
障がい者手帳 | あり 身体障害程度等級 3級 |
語音明瞭度 | 左耳のみ 70dB時に90% 50dB程度あたりに95% |
上の一覧のように書かれている聴力や語音明瞭度の結果に関する注意としては、お話しする時の環境や体調によっては聴力の影響が非常にありますので、聴力検査の結果が分かったからこれで自分のできることが分かったという判断はせずに臨機応変に対応しながら生活していますので、これらの点のご理解をよろしくお願い致します。
僕が実際にコミュニケーションを取っているのは主に口話と手話です。
もちろん、話す人によって様々な対応をしながらやっていく感じです。
例えば、家族や親しい友人とお話しする時は知っている声で慣れているからリラックスしながらコミュニケーションを取ったり、知らない人や知り合いの人とお話しする時は全神経で相手の話を聞いて話の内容が合っているかどうか一言でまとめながら確認してコミュニケーションを取っています。
では、僕がお話しする人に対してどのように対応してるか細かく説明していきたいと思います。
お話しするときに僕が常に意識している基本的なやり方
まずは、お話しする人に常に意識していることは下のリストとなります。
- 初めての人には、必ず自分が耳が聞こえないことを伝える事
- お話しする位置は常に相手の右の位置にするまたは、座席は端っこに座る事
- 相手の顔を常に見る事
- お話をスムーズになれるようになるために相手の声をたくさん聞く事
これらが僕が基本的にお話しするときに意識し、お話しする相手を合わせて最大限に生かしながらコミュニケーションを取ってきました。
しかし、それでも僕が意識したことをやろうとしてもどうしても失敗することが沢山あります。
例えば、何の話をしているのかきちんと把握しないとついていけなかったり、おしゃべりするのに様々な集中力が必要で余計に疲れてしまったりすることがあるので、どうしても聞き返しや適当に相槌を打ち、わかったふりをしてしまうことがあるのでトラブルになりがちです(自業自得ですが…)。
難聴の皆さんはよく支援学校や病院の先生から良く言われいる言葉が…
「相手に『口を大きく、ゆっくりと、はっきりとお話ししてください』と頼んだ方がいい」
…とよく言われているかと思います。
もちろん、一般的な考え方なので僕もそれが一番良い考え方だと思います。
ですが、僕の聴力の場合は「いつも通りの声の大きさとテンポ良く」お話ししてくれた方が良く聞き取れやすいなと最近考えるようになりました。
これはあまり参考にならない方がいいし、それぞれ皆さんの聴力を知ったうえでコミュニケーションを取った方が聞きやすいと思います。
ただ、個人的には一つだけこの考え方はあまり賛同できないのが、相手にゆっくりと話してもらうと耳が遠くなった高齢者とは変わらないコミュニケーションであり、あまり気分が良くないのです。
でも、やはりこの方法でしてくれないとどうしても聞き取れないという複雑な気持ちがあるのでお話しするときにいつも心の中にはモヤモヤするような気分になります。
僕はそれが嫌で何とか解決方法はないかと考えた結果、「自分の聴力はこんなもんだから仕方ない!」という素直に割り切ることが大事かと思います。
自分の障がいを向き合い、素直に受け入れる大切さ
ここまで説明しておいて、結局は素直に受け入れるのはモヤモヤしてしまうことが多いかもしれませんが、これが今の僕らの限界という厳しい現実を受け入れるしかないかと思います。
なぜかというと、難聴のコミュニケーションの解決方法は全ての人が同じでないし、解決を見つけるには自分で見つけるしかないかと思います。
もし自分の障がいを受け入れない状態でコミュニケーションを取ってしまうと一生悩み続けてしまい、キリがないせいで毎日憂鬱な気持ちになってしまう良くない事が続いてしまうので、一旦気持ちを割り切ることが案外スッキリするかもしれません。
僕もそうでした。
自分の周りにはろう者や健聴者しか友達や知り合いがいなくて、同じくらいの難聴の人に会ったことはあまりないので、解決策が見つかりにくかったので思い切って割り切りました。
自分の気持ちを吐き出したい・自分の辛さを共感してもらいたいという居場所がないのは辛いと思います。
現在僕がお勧めする居場所を紹介したいと思います。
- 地域の手話サークル
- SNS
- VRChat
地域の手話サークル
自分が住んでいる地域には手話サークルという存在はありますか?
自治体が開催しているイベントや大学や個人で開催しているサークルでもいいので、時間があるときにインターネットで調べてみてはどうでしょうか?
必ずしもろう者や難聴者がいるとは限りませんが、小さなコミュニティに参加してみるのもいいかもしれません。
また、コミュニケーションの解決策を共有してくれることも可能性としては低くはないかと思います。
SNS
Twitterやインスタグラムでもいいので、SNSで手話・難聴に関する情報が沢山あると思います。
その中には同じ悩みを持つ難聴者と出会えることが必ずいると思います。
また、個人でイベントなどを開催しているという広告みたいなことをtweetしている事がありますので、ぜひその情報を調べてみてはどうでしょうか?
実際に僕も二つほど難聴のコミュニティを参加しています。
VRChat
皆さんはVRChatは知っていますか?
仮想世界で自分の代わりにアバターを利用して対面コミュニケーションができるソーシャルVRアプリです。
そこには、住んでいる場所が関係なく世界中の人と関わることができるアプリです。
そこにはVR手話というVRの世界で手話を表現することができ、手話講習としてイベントを開催し、そこで手話を学習することができ手話でおしゃべりできるフレンドができますので、個人的にお勧めです。
実際に僕は毎晩ほど手話でおしゃべりするためにVRヘッドを被って遊んでいます。
VRのデバイスがなくてもPCのみでプレイすることができますし無料でダウンロード出来ますので、試しに参加してみてはどうでしょうか?
ここまでが僕が実際に参加したり、調べて存在だけは知っているという情報を提供しました。
自分の居場所を作る方法はいくらでもできますので、時間あるときにでもいいのでぜひ調べてみてください。
別のサイトで僕が実際にVRChatをプレイしてレビュー記事を公開しているので、ぜひ読んでください!
また、こちらの記事も VRChat でどのように手話を表現しているか分かる記事です!
手話という素敵なコミュニケーション方法であることを知って欲しい
これまでは難聴者としてコミュニケーション方法を紹介しました。
紹介した中で、それぞれ難聴者の皆さんが合ったやり方を見つけることが出来たら僕は嬉しいです。
その中の一つ僕個人として、ぜひ積極的に取り組んでほしいコミュニケーション方法は「手話」です。
手話は聴覚障がい者としてなくてはならないコミュニケーションであり、とても便利で楽しくおしゃべりできるものです。
視覚情報のみでコミュニケーションを取ることができますので、自分の聴力に関係なくスムーズにおしゃべりできるところが非常に便利なコミュニケーションです。
ですが、一つだけデメリットを上げると学習する時間や経験を積む時間が必要になります。
日常会話として身に着くには、学習するだけでなく実際に手話でコミュニケーションを取って相手に伝われるかどうかやってみないとできません。
そのためには話し相手が必要なのですが…最初に説明したように学習できる環境が見つけられない事が多いことが一番の問題です。
ですが、VRChatなら地域関係なく実際に手話でコミュニケーションを取ることができますので、ぜひVRChatで手話を一緒に学んでみてはどうでしょうか?
きっと心から楽しいという思い出が沢山作れることができると思います。
完璧なコミュニケーションは存在しない
これまで、一般的なコミュニケーション方法や現在僕が考えたコミュニケーションを提供しましたが…ここまで読んでくると恐らく皆さんが思うのは「結局コミュニケーションの解決は難しいのか?」と思っているでしょう…。
でも、僕としては世の中には「完璧な解決」というのはあまり存在しないと思います。
別の考え方で言うと「最善策」と考えた方がいいでしょう。
今まで紹介した中で様々な方法を実際に試行錯誤して、自分のあったやり方を見つかることができれば、少しでも悩みが解決し気持ちが楽になれるんじゃないかと僕は願っています。
そして、自分の耳が聞こえないということをあまりネガティブに捉われず、前向きに考えて「自分の聴力はそれぐらいが限界だから最善を尽くそう!」と思い切って割り切ってみてください。
僕は一人でも難聴者の皆さんが悩んでいることを一つ一つ解決できたらいいなと思います。
今回の記事ここまでにしたいと思います!
それでは、よいゲームライフを!!