難聴者として一生の悩み

難聴者として一生の悩み

皆さん!ゲームライフを楽しんでいますか!?

生まれてから難聴者として生活してきたことをどんな経験してきたか思い返せば色々あったなぁと思っている Suiminn 04です!

今回の記事の内容は、「難聴」に対して一生の悩みを持つ全国にいる全ての難聴者の方々に現在親元から離れて一人暮らしで誕生から現在までの経験を元に経験してきたことと僕の考えを提供していきたいと思います。

この記事を読むと…

  • 一人の難聴者のリアルな話が知れる
  • 難聴に対する悩みを解決できるヒントが得られる
  • 様々な困難を乗り越えるにはどうすればいいか分かる

そんな感じでしょうか?

それでは行ってみましょう!

この記事を読むと5分読み終わりますので、最後までぜひ読んでくださいね☆

難聴者のリアルな声

難聴のリアルな声

まずは難聴について簡単に説明と実際の難聴者の実態を読み取っていきたいと思います。

その前に注意してほしい所がありますが、「難聴」とは言っても個人差があり聞こえ方が異なりますので、解説する内容が全て皆そうではないことを理解しておいてほしいです。

症状から種別まで: 難聴とは?

まず、「難聴」は一つの単語としては実際の難聴者の方々が全員同じ症状ではないということを知っておいてほしいです。

大きく分かれて言いますと…

  • 伝音声難聴
  • 感音性難聴
  • 混合性難聴

この三つの名称をあげてもピンっと来ないと思いますので、厚生労働省から引用したものはこちらになります。

難聴は、外耳と中耳の障害によって音がうまく伝わらない「伝音難聴」と、内耳や脳に問題があり、音をうまく感じ取れない「感音難聴」の2種類に分けられます。

・伝音難聴:中耳炎や外耳炎、耳硬化症、耳あかの詰まりなどによるもの

・感音難聴:加齢性難聴や突発性難聴、ヘッドホン難聴などの音響性難聴、騒音性難聴、低音障害型感音難聴、メニエール病など

e-ヘルスネット 厚生労働省 最終更新日 2018年7月30日

引用した内容を分かりやすく説明すると、音の振動によって聞き取るのに出来ていないのが「伝音性難聴」、それに対して音を情報として聞き取るのに出来ていないのが「感音性難聴」と言います。

また、「混合性難聴」は「感音性難聴」と「伝音性難聴」と一緒になっている事になります

伝音性難聴は手術や治療などで聴力が回復する可能性があると言われていますが、逆に感音性難聴は治療には難しいと言われています。

実際、僕自身は両側性感音性難聴で片方のみ補聴器を装着して日常生活に支障が多少ありますが、工夫さえすれば友人や家族とのコミュニケーションが出来たり、音楽鑑賞も楽しく過ごしています。

しかし、だからと言って僕と同じように補聴器さえすれば良いと思わないで欲しいです。

聴力は個人差があり、きちんと専門医療の方と補聴器の業者さんとのお話をしてから自分の聴力を知っておいた方がいいです。

難聴者の日常生活: 不便と困難

難聴について少し理解してくれたでしょうか?

では、実際に難聴者の方々の日常生活で困っている事は下のリストになります。

  • 口話でのコミュニケーション
  • 自分が求める情報が獲得できない
  • 口話ができるから聞こえると勘違いされる
  • 呼ばれているが、無視された      …etc

他にも困っている事がありますが、上のリストは主な問題だと思ってくれればいいかと思います。

僕自身も今まで会ってきた難聴者の方々から聞いた感じもほぼ同じような悩みが沢山あります。

一番悩みが多いのはやはりコミュニケーションが多く聞きます。

特に職場でのコミュニケーションが一番多く聞きますし、電話での通話や接客に関することも大変な思いをしている方々もいます。

僕も大学生の時に初めてバイトをしたのがスーパーの品出しで品出しの途中お客さんからの問い合わせが多くありますので対応できなかったこともありました。

もう一つだと口話が流暢の場合、健聴者だと勘違いしてしまいがちなので、事前に声をかけたくてもかけられない状況もあります。(接客業だとなおさら言えない…)

実際にあった悩み

実際にあった悩み

では、実際に僕自身が起こった悩みとは主に三つあります。

コミュニケーション

コミュニケーションに関しては、「環境によって」は1対1であればは可能です。

しかし、その「環境によって」はコミュニケーションができないことが多くあります。

出来ない事はこちらになります。

  • 騒音の中でコミュニケーションを取る事
  • 大人数の中で会話すること

上のリストのように一対一であっても、相手が何を話しているのか不明瞭に聞き取れず会話を楽しむことができません。

健聴者の方々からも「騒いでいる所で話すのが聞き取りにくいのはみんなも同じだよ」とフォローをしてくれることもありますが、どう説明すればいいのか難しいことでその「聞き取りにくい」とがワケが違うように感じます。

僕自身が思えるのは「自分が難聴で周辺の人とは聞こえ方が違う」のと「今まで聞き返しすることで相手の顔が出てくることが分かるから余計に不快を感じてしまう」から周りからのフォローが心苦しい時があります。

さらに僕自身は重度両側性感音性難聴で、左耳のみ補聴器を装着しているため通常より「音」の情報を取るのにかなりのエネルギーが必要です。

人間関係

次に人間関係です。

先程コミュニケーションに関係している事ですが、コミュニケーションがうまく行かないと相手との関係が悪くなることがあります。

相手が僕自身が難聴であることを理解しても何度も僕から聞き返しが多ければ多いほど相手が諦めてしまい、会話が続くことができず楽しめないことが多くあります。

逆に僕があまり会話が楽しめなかったらどうしてもいやな顔してしまい、相手にも嫌な気持ちにさせてしまい会話が楽しめないことが多くあります。

自分が耳が聞こえないことが分かっているけれど、どうしてもうまく行かずどうしようもないストレスが感じてしまうもので悩んでいる事が多い日があります。

バイト先でもコミュニケーションがうまく行かず、相手がイライラしてしまった時期があり、耳が聞こえない自分が悪いという罪悪感と同時に本当に聞こえなくてきちんと話をしたいのに相手から会話を途絶えてしまったら悲しい気持ちが同時に起きてしまい、自分がイライラしてしまいずっと我慢してしまうことがありました。

団体での行動

団体ではよくある事は少人数あるいは大人数で話し合いする時に話し合いの進行が止まらないことが多いです。

なので、話はだいたい把握できるけれど重要な所で聞き逃してしまい、話を遮るのに周りの人に迷惑をかけてしまうことの恐怖心が強く感じてしまうのでどうしても止めてほしいけど止めにくくなってしまいます。

友達と遊ぶのもそうです。

僕の場合は三人まではぎりぎり大丈夫だけど大人数だとどうしても話し合いもしなければいけないこともあるので、自分の意見を出すのも難しいし何の話し合いなのかは把握することができないので楽しむこともできません。

もちろん、親しい友人に「何の話し合い?」と聞くことはできるが、毎回聞いてしまうと親しい友人でもストレス与えてしまうこともあります。

また、一番嫌な思いしたのはスポーツで練習する時にどのような練習になっているか常に自分から確認しなければいけない事なんですが、かなり厳しい練習だったため体力が追い付けなくて順番で自分の番の時に参加しなければいけないのに休憩時間が終わったことを気づかずにサボっている事を勘違いされ、僕と一緒に練習しているグループが悪いので「連帯責任」として追加の回数を加わってしまった事で周りに迷惑をかけてしまったことがありました。

自分が悪いことは一番わかっているのに周りに迷惑かけてしまい、さらに「連帯責任」という嫌な思いされたことでトラウマになりました。

その時に指導者が「自分が精いっぱいかもしれないが周りの事も考えるように」っと言われたことがすごく嫌な思いしました。

それ以来団体行動は極力避け、自分の失敗は自分の責任でやり遂げた方がいい気が楽だという逃げるようなやり方でやってきました。

「連帯責任」という言葉は状況次第は納得できることもありますが、自分としては厳しい状況の中でやり遂げようとしているのに誰も認めてもらえずただただ人一倍しなければいけないという酷な現実を直面するのが非常に苦しかったです。

自分の責任は自分でやればいいのに周りに罰を与えるという謎の考え方が納得できないのとなぜ周りはそれを疑問に思わないのか不思議に思うくらいよくわかりませんでした。

難聴者の知恵と工夫: 困難を乗り越える為に考えたこと

難聴者の知恵と工夫:困難を乗り終えるために考えたこと

ここまで今まで経験してきたことを説明しました。

では、経験してきたことで僕はどのように解決してきたかまた現在進行形でどのように試しているのかを説明していきたいと思います。

コミュニケーション:事前に説明し、極力嘘つかないようにする

まずコミュニケーションに関しては人と話す前に自分が耳が聞こえないことを事前に説明し、出来る限り相手に誤解されないように必要な説明のみやってから話すように意識しながら毎日送っています。

また、話をしている時には極力嘘を言わないようにしています。

例えば、「話を聞こうとしたけれど本当は聞き取れていないけれど話が分かったふりをした」

このような事例は非常に良くないことで後々相手からの信頼が無くなってしまうことがあります。

もちろん、話を全て聞こうと努力してもどうしても限界がやってくることで話の理解が分からなくなってしまうことも僕自身でもあります。

そのためには、話の内容をうまくまとめるようにする癖を付けています。

例えば、相手が何を言いたいのかを理解するには「誰が」「何を」「どうしたのか」を要点を取り、話のまとめを要約してから相手に「つまり〇〇でこうで△△って言いたいことだよね?」と確認をしてから相手が「Yes」か「No」かをしてもらうようにしています。

また、「キーワード」も意識するようにしています。

話をする時に必ず「キーワード」を出ていますので、それを掴めるように相手の話をよく聞いて理解するようにしています。

そうすることでお互いに話のスムーズになるようになり、楽しい会話が成立できるようになったり仕事の進みも良くなります。

実際にコミュニケーションについてはこの記事にまとめています!

ぜひこちらも読んでください!

人間関係:たくさん知り合い、信頼できる人のみ深く関わる

次に人間関係の場合はたくさんの人と関わり、信頼できる人を増えるようにしています。

僕は人と関わるのが好きです。

色んな人と関わっていくと自分が気づかない価値観を見つけることができるし、信頼できる人を増えれば増えるほど自分の耳が聞こえないという不安を少しでも和らいでいくことができますので、出来る限り人と関わり楽しく過ごしています。

初めて会う人にまず自分が耳が聞こえないことを説明し、それから色々と会話をしてみて「相手の声はどんな感じなのか」「相手の話す癖はどんな感じなのか」など様々な事を観察してコミュニケーションをうまく行くように相手の「声」をよく聞いています。

うまく会話がうまく行かなかったら話す環境を変えるかまたは相手に調整してもらうようにお願いをするようにしています。

もしそれでも難しいなと思ったらあまり無理せずに距離を置くようにしています。

このまま無理して相手の声を聞き慣らそうとしてさらにうまく行かずに相手にも自分にも余計なストレスになってしまうことで関係が悪くなるからです。

どうしても相手といい関係を築きたいのであれば、「挨拶」をし少しずつやっていけばいいかと思います。

団体での行動:自分のペースで適度に関わる

最後に団体での行動に関しては臨機応変で行くような形で行く感じにしています。

例えば、自分から遊びを誘う時には最低2人程度まで誘うようにしています。

もちろん、大人数の方が楽しいかもしれませんが個人的にはこれくらいの方が落ち着いてコミュニケーションが取りやすいなと思っています。

しかし、どうしても友人の付き合いで大人数で参加せざるを得ない場合、自分の出来る範囲でやり過ごし楽しめるようにすれば、案外出来るかもしれません。

ですが、それはあくまでも理想的なケースなのでそうもいかないことがあると思うので無理のないように過ごせばいいかなと思います。

ただ一つだけ例外なのは、手話でコミュニケーションが出来るのであれば無条件で参加できる感じかなと思います。

コミュニケーション方法も自分が知りたい情報を全て読み取ることができますので楽しい時間が存分にできます。

団体で楽しみたいのであれば、SNSでもいいですし友達とのつながりでもいいので自分が思う存分楽しめる居場所を自分で探してみてください。

きっと楽しく過ごせる居場所を見つかるかもしれません。

手話を身に付きたいなと思っている人はこちらの記事をぜひ読んでみてください。

新しい居場所を見つけられることがきっとできます!

悩みを一つでも解決できれば…

以上で難聴者の悩みの解決と解決についてまとめました。

難聴とはいえ、人それぞれの聞こえがあり、解決策が一概に言えない事が多くあります。

ですが、それぞれの苦しい事や悲しいことはみなさんと同じかと思います。

お互いに辛い気持ちや苦しい事は理解のある人または似たような人と話し合うことで気持ちが楽になるはずですし、新しい出会いがあると思います!

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では、今日はここまでにしたいと思います!

それではよいゲームライフを!